【鉄瓶のはじめ方】意外と簡単なお手入れ方法と南部鉄器を使うメリットを紹介。

  • 鉄瓶のある暮らしって憧れるけど、使い方がむずかしそうだし、錆びないか心配。
  • 実際の使い勝手はどうなんだろう?メリットとデメリットが知りたい!
  • 貧血だけど鉄分取れるのかな?

鉄瓶の購入を検討している方!こんなお悩みありませんか?今回は実際に購入した際の使用感を、メリットデメリットも併せて解説します。分かりやすく使い方もレクチャーします!

鉄瓶の使い方

まず初めに、鉄瓶をお湯にならす作業を行います。
今回使用する鉄瓶はこちらです。

tetu 鉄瓶

小泉誠さんデザインのtetuシリーズの鉄瓶。モダンで柔らかな雰囲気がお部屋のインテリアに馴染む素敵なデザインです。南部鉄器であり、IHにも対応しております。末広がりな形状で熱効率が良いため、素早くお湯が沸きます。また、底面が広くコンロに置いた時に安定感があります。湯口の先端は、湯切れが良い形状になっていて、注ぎやすいのもポイントです。

お湯ならし

  1. 鉄瓶全体を軽く水ですすぐ(洗剤を使ったり、たわしでこすらない)
  2. 八分目まで水を注いで中火で沸かす。
  3. 充分に沸騰したらお湯を捨てる
  4. 2〜3回繰り返す

お湯ならしが済んだらお湯を飲んでみましょう。少し鉄の味がするかもしれませんが、毎日使用するうちに薄れていきます。

湯垢づけ

湯垢とは鉄瓶の内側につくミネラルが結晶化したものです。鉄瓶の錆び予防になる上に、お湯をまろやかにしてくれるので良いことづくしですね。水道水よりもミネラル豊富な硬水を使用すると早く付着します。初めのうちはなるべく硬水を使用してお湯を沸かしましょう。

お湯の沸かし方

鉄瓶に八分目までお湯を注ぎます。注ぎ口の穴の下あたりまでで大体700mlほどです。

蓋をして強火で火にかけます。7〜8分で沸騰して湯気が出てきます。

弱火にしたら蓋を外して、さらに10分程加熱します。(持ち手は非常に熱くなっているので、火傷に注意しましょう

お湯を注ぐときは蓋をして、ゆっくりと注ぎます。

お湯は必ず全出し切ります。蓋を外して予熱で水分を飛ばし、水気が残る場合は弱火で火にかけましょう。

完全に乾いた状態がこちらです。蓋にも水分が残っているためしっかり乾燥させて保管しましょう。

鉄瓶は錆びるのか

鉄瓶は使用後にしっかり乾燥させれば錆びるリスクは少ないです。しかし、うっかり水を入れたまま放置してしまったり、湿気が多い場所にずっと置いておくと赤茶色の錆ができてしまうことがあります。多少は大丈夫ですが、お湯が赤く濁ってしまった場合は、煎茶を煮出すことで改善します。注意点としては、錆をタワシで擦らないこと。錆の粉が水の中に入ってしまうからです。大切なのは、必要な分だけお湯を沸かして水分を残さない事です。

鉄瓶を使うメリットとデメリット

鉄瓶のメリット

  • 水道水も美味しく飲める
    初めのうちは、ミネラルウォーターで沸かす必要がありますが、湯垢ができてからは水道水でも美味しくまろやかなお湯が飲めるようになります。スーパーでお水を買う回数が減り経済的ですし、ペットボトルのゴミも減りエコですね。
  • 鉄分が取れる
    鉄瓶でお湯を沸かすことによって豊富な鉄分を摂取することができます。南部鉄器の場合は溶出する鉄分のうち80〜95%が二価鉄です。ほうれん草に含まれている非ヘム鉄よりも、二価鉄は身体に吸収されやすいのです。
    しかし、貧血の方は鉄瓶で沸かしたお湯を飲めば治るというわけではありません。人により鉄分が不足している原因も様々なため、あくまでも日常の食事に気軽に取り入れられるという点でおすすめします。
  • 見た目がオシャレ
    なんといっても、見た目が素敵です。コンロの上にお気に入りの鉄瓶があるとお湯を沸す事も楽しくなります。豊かな暮らしを演出してくれますね。特に私が今回紹介した鉄瓶は、デザイン性も機能面も優れているのでおすすめです。

鉄瓶のデメリット

  • 鉄瓶自体が重い
    今回紹介した鉄瓶は本体だけで2kgあるので、お湯を沸かして注ぐ際に、かなり重たいです。慣れてくるとそこまで気にならないですが、保管場所は基本的にコンロの上にある方が移動が少なくて済みます。
  • 鉄分が出るまで時間がかかる
    沸騰する時間自体は7〜8分程度なのですが、さらに鉄分を出すまでには10分程待つ必要があります。ある意味その時間も楽しんで丁寧に時間を過ごせる良さはあります。
  • 鉄瓶の素材について
    これはデメリットというよりも注意点なのですが、内側が琺瑯素材になっているものがあります。それは鉄の成分が出てこないので、内側にコーティングがされていないかどうかを確かめてから購入してください。

まとめ

  • 鉄瓶は湯垢ができるまでは硬水のミネラルウォーターを使用するのがおすすめ!湯垢ができれば錆予防にもなる上に、ミネラル豊富なお湯を飲む事ができます。
  • 使用後はしっかり乾燥させて通気性の良い場所で保管しましょう。
  • お気に入りの鉄瓶がひとつあると暮らしが豊かになり、食事も楽しくなります。大切に使えば10年程は使い続ける事ができます。

鉄瓶は意外と簡単に使えて健康にも良いので、ぜひ日々の暮らしに取り入れてみてくださいね!

コメント

タイトルとURLをコピーしました